35歳だからこそ円満退職を目指す
35歳の社員に退職されるのは、企業にとっては大きな痛手です。中堅社員として仕事を任せ、将来は管理職として社をしょって立つことを期待していれば尚更です。
35歳のキャリアアップ転職の場合、同じ業界や職種、あるいは関連業界での転職が多いでしょうから、退社する会社とどこでニアミスするかわかりません。未来の仕事にブレーキをかける事態を避けるためにも、円満退職できるようにきちんと段取りをしましょう。
間違って喧嘩別れになると、退職トラブルで訴訟になったケースもあるので、転職先で悪影響が及ぶ可能性が高まることを、しっかり自覚してください。
円満退職に必要な段取り
会社の就業規則では、大抵の場合、「退社日の1カ月前に書面で退職を申し出ること」と書かれていると思いますが、本気でこの通りにすると、退職トラブルに発展します。
就業規則で決められているのは、「退職届」の提出期限であり、それ以前に退職日の調整を、会社と話し合っておかなければなりません。
退職希望日の2〜3カ月前に、まず直属の上司に退職の意向を伝え、そのうえで引き継ぎや退職日をどうするのかを話し合って決めるのが、円満退職するには不可欠なのです。
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